MGS4おわりました。

 や、ども。
 MGS4、今しがた1周目クリアしました。
 なんか、ゲームをやったどー、という気がしませんなあ……。
 一旦キャストロールが流れてからのラストのムービーなんて、さ、30分強ありましたもんねえ……。すげえな、本当に。「映画」をつくりたかったんだろうなあという感想が先に立つ演出のゲームでした。

 書きたいこともたくさんあるのですが、うん、また今度!(笑)
 しかしこりゃあ、前作「MGS3」(いや、前作というのは、MPOでしょうが、ナンバリングでいうところの「前作」という意味で)が、あまりにも良すぎたんじゃあ……、という気がしないでもないような気もしないでもないかもしれません。心が震える、という感じが、MGS3にはありました。すごすぎた。

 ちなみに、今回の「キャスト」に、オセロットとして「山崎たくみ」さんのお名前が見えたのですが、どどど、どこに出てらしたのだ!? フラッシュバック場面!? あっ、それともクリア特典(?)の中に出てくるのかなあ!? また確認してみよう。若オセロット、会いたいよ。

MGS4はじめました。

メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(通常版) 毎度(?)遅まきながら、やっと『メタルギアソリッド4』を購入しまして、今日からプレイを始めてみました。

 これまでのメタルギアシリーズを、内容で時系列に並べてみると、
MGS3 →MPO →MG1 →MG2 →MGS1 →MGS2 →MGS4
と、いうことになりますかな。

 自分はメタルギアシリーズは、MGS3から入ったのですが、時系列でいえば一番初めの物語にあたるので、新規プレイヤーとしてもまったく問題なく、楽しくプレイできました。が、今回のMGS4は、こりゃあ完全にシリーズのファンにしかわからない入り方で、結構思い切った感じだなあ~と思いました。少なくとも、MGS1~MGS3はやっておかないと、「え? 何? 何?」な感じだろうなあ~と(^_^;)。そういう意味でいえば、新規ユーザー獲得+PS3の普及……っちゅう面に関しては、う~ん、これまたどうなんだろうなあ。

 あっ、まあ、それはともかく、『龍が如く見参!』以来、PS3ソフトを新品で買っていなかったので(あ、未だにオンライン環境をととのえておらず、アップデートはソフトでしか行っていないのです、うちのPS3)、『MGS4』ソフトを本体に入れた途端、システムアップデートがなされまして、結構時間がかかって、「さーやるぞー」と思ったら、今度はインストールに「8分かかります」と出た。長ぇ~(^^;)。インストール中は、オールドスネークが延々と煙草を吸うという渋いお姿を見せてくれましたが(そして、いろいろとご丁寧に注意事項が流れる……)、煙草に関する注意事項まで表示され、それを尻目にスネークさん、インストール中に4本の煙草を吸い続けました。インストール終了後には、「待たせたな」の大塚さんヴォイス。待ったよ、本当にもう。

 今回の『4』は、ムービーが長いと聞いていましたが、いや、なるほど長い長い。映像は、さすがに綺麗です。舞台は中東。老オセロットの身体をのっとったリキッドがそこに現れたというタレこみがあり、キャンベルが手筈をととのえ、国連の手先(?)という名目でスネークが現地に潜入、と。今回は、いきなり戦場に放りだされ……という次第でしたが、オタコンがMk.2(本当はローマ数字の「Ⅱ」ですが、一応環境依存文字なので、「2」にしときます)を通してナビしてくれるので、迷うことは……ちょっとありましたが、まあ、そんなに無いです(笑)。しかしこのMk.2の動きがかわいいぜ。くるくるくるーっと走っていって、斥候としてもお役立ち。

 難易度は「ネイキッド・ノーマル」、いわゆる普通のノーマル(日本版の「ノーマル」。欧米版では、「イージー」に当たるらしい。欧米人は、すげえな。アクション得意なんでしょうか)でやってみていますが、最初は結構アラート発動させてしまって、逃げに逃げたり、撃ちに撃たれたり、死にに死んだりしてしまいました(最悪やんか)。やべえよ、今回イージーにしなきゃいかんのか、と思いましたが、何だ、匍匐前進でオクトカム(カムフラージュ機能のついたスニーキングスーツ。接触しているものに同化する感じで、相手の眼を欺くという)バリバリ(?)で行けば、結構簡単だということに気がつきました。な、なんだぁ、そうだったのかぁ(^^;)。突撃ランボープレイができねえぞ今回(じゃあ、実質私はクリアが無理なんじゃ……)、と思って、ちょっとガクリとしかけましたが、これで行けそうです、イエーイ(ヘタレ)。

 そんでもってメリルと合流するところまではノーウェポン(武器使わなかったということを、無駄に欧米ぶって言ってみた(つもり))で行ったところ、そこでいきなり戦闘で、武器を使わなかったことが逆に仇に……。武器にまったくもって不慣れ。えー、どの武器使ったらいい? さっきもらった麻酔銃だとダメだよね? ということでM4カスタム(カービン銃)を装備して、撃ちまくって、結局ランボープレイと相成りました。いける、大丈夫、何か、大丈夫っぽい(何が?)

 現在、リキッドのところにたどり着いて、2個目のミッションブリーフィング中です。しかしそれにしても、リキッドオセロットなのに、みんなが「リキッド」としか呼ばないのが妙に悲しかった。オセロットの意識はもう、死んでしまったのでしょうか。あのかわいかったオセロったんが……。悲しい。悲しすぎる……。

 ところでいきなり出てきていた、「サニー」って女の子は一体何者? オルガの遺児とか、雷電の子どもとか?(これはプレイが進めば、きっと明らかになるでありましょう)

アラビアン・デイ

後楽園
西陽さす、岡山後楽園。

 先日、思い立って岡山の吉備津神社へ行きました。『雨月物語』の「吉備津の釜」に出てくる鳴釜神事を行っている古社です。御釜殿で、ちょうどご神事の準備にやってこられた巫女さん(阿曽女)のおひとりからいろいろとお話もうかがえて、思いがけず長居をしてしまいました。このあたりについては、また今度にでも~。

 吉備津神社は岡山市の吉備津にありまして、かなりのどかな地域でありました。そこから岡山市街に戻り、とりあえず県庁のあたりに行ってみて、県立図書館を覗き、てくてく歩いてみました。岡山市街……を行くのは、家族で来た子どもの頃以来、20年ぶりくらいです(^^;)。いつも岡山来て、どこへ行ってたんだろう……(備前とか、備中高松とか、倉敷とかばっかりなんだよ、あんた)。

 今回どこへ行ってみようかな~と思いつつ、20年前の茫漠とした記憶をたどると、思い浮かぶのはオリエント美術館やら林原美術館(岡山城や後楽園は、まあ、そこそこといった感じ)。おそらく、亡父の趣味で連れていかれたのでした。20年前の父というと、今の私とそんなに年が変わらないんだなあ、そういえば(^_^;)。

 ところで私は、ひとの顔と名前を覚える能力がまったくもって欠如しているのです(本当に覚えられない上に、すぐ忘れてしまいます。もう服が変わるとわからない)。が、その代わりでしょうか、一度行ったことがある場所は忘れないというか、初めての場所でもなんとなく方角がわかるというか、道には迷わないというか、幸いにしてそういう部分はあるようで、今回も「こっち」「多分こっち」と思う方に歩いていくと、市立オリエント美術館にたどりつきました。わーい、入ってみよう(だばだば)。

 館の内装は、20年前と同じなのか変わっているのか、よくわかりませんでしたが、オリエンタルな美術品のデザインの格好良さにほれぼれしたり、古さに「すげー」と思ったり、あと、館の規模がほどよく、疲れない程度の広さでいいなあと思いました。ただ、このとき私は、妙に全身が痛くて、肩を触ってみると、ガチガチに凝っていたのですな……。秋になって気温が下がってくると、寒がりの私は、全身がよく凝ってしまうのです。ひどいときには病院で検査してもらって、内臓に異常はなかったので、筋弛緩剤(ミオナール)が処方され、それすら全然効かないという有様でした(ミオナールって、あんまり強くない薬なんだとも思うのですが)。で、今回も肩は痛いし、眼もきつくて、頭がきゅーっとなってしまい、「ぎ、ぎぼぢわるい……」という状態で、館内のトイレに入り、誰もいなかったのでコートを脱いで、肩をぐるぐる回したり、頭を揉みほぐしたり、身体の側面を伸ばしたりしまして、ちょっと楽にはなったのですが、どうにも疲れてしまい、さすがに一服せねばと思い、2階の喫茶室「イヴリク」さんに入ったのでした(長い)。

 イヴリクさんは、非常にこぢんまりとした、本当に喫茶「室」という感じの一画で、昼下がりの一服を楽しんでおられるご年配の方が数人おいでました。ちょっとお腹も減っていたので何か食べようとも思いつつ、チーズケーキセットがあったので、それを注文することに。よかった、チーズケーキなら、ケーキだけど好きだ。コーヒーは、「アラビックコーヒー」というのがあったので、それを頼んでみることにしたのですが、私はそれがいかなる代物なのかは知らず、「とりあえず、何かアラビアンなコーヒーなんだろう」という程度に思っていたのですな。

 このアラビックコーヒー、店員さんが持ってきてくださったときに説明してくださったのですが、コーヒー豆と一緒に香辛料とお砂糖が入っており、注いでからそれらが沈殿するまで待って、上澄みの部分を飲むといいます。デミタスくらいの小さなカップに入っているのですが、最初ひとくち飲んでみると、まだ沈殿しきっていなかったらしく、ちょっと豆が口に入ってきてしまいました(笑)。しかし、

う~ ま~ い~ ぞ~ !

と、思いました。これは、しょうが? あと、カルダモンとかいうやつかな? チャイに通じる香りがあって、飲んでいるうちにコーヒーの香りが鼻孔に残るような感じです。うまいなあ、これは。レアチーズケーキとも合いますぞ。うみゃいうみゃい。身体もあったまるような気がします。

 あ、なんか、凝りが軽くなったかも。(そしてこのあとまた、5時間歩きつづける単純な身体)

 おいしかったです~、と、お店の方に、自然にお礼を言いたくなるような味でした。お店の方おふたりも、とても感じのよい方々でした。アラビックコーヒー、どこかでまた飲めるといいなあ~。

風に色なぞあるものか。

『風』最終巻・栗さんサインつき 大大大好きな時代劇・『風』、未だに最終話を観られず、それまでの回をもう一度観たりしています。写真は、最終話の入っている最終巻。9月に、栗塚さんにサインをしていただいた最終巻。サインをしてくださりながら、「土田さん(かがり役の土田早苗さん)にも連絡しなきゃなあ~」と、おっしゃっていた栗塚さん。連絡って……、いや、何を?

 

 それはともかく、最終話の第41話「海原はるかに」は、タイトルを見るたびに、海原はるか・かなた師匠の顔がちらちらしてしまうのですが、それもまたともかく、ちょっと観てみようと思って、踏み込んではみたのです。異人さんとのハーフの女の子・マリーちゃんを背負って走る新十郎兄さん。いい男と、かわいい幼女。黄金のコンビです。自分の長屋にマリーちゃんを連れていき、彼女の涙を見て、ほろっとくる兄さん。マリーちゃんの頭なでなで。かわいいなあ~、兄さんとマリーちゃん。こんなシーン、土方歳三のときの栗塚さんからは、決して想像できねえよう。もうわし、悶えちゃう(ごろごろ転がっていく)。しかしこのマリーちゃんとの出会いが、新十郎兄さんの渡米につながっていくわけですな……。ぎえー、ここからはじっとして観られない! チャプターを飛ばして、ちょ、ちょっとだけ先を見てみよう……と思って、えいやーと映した場面が、新十郎とかがりの別れのシーン(というか、かがりは来なかった)で、左近の旦那がかがりの代わりにやってきて、難儀そうな顔で新十郎に説明をしているシーンでありまして、もうそのシーンを観ただけで、涙が出そうになってしまい、やっぱり観られませんでした。

 

 まあ、最終回を観たとしても、繰り返し第1話から観られるのですが、それでもやっぱり新十郎とお別れをしてしまうような気がして、未だに観られません。

 
 ところで最近気がついたのですが、風の新十郎と、かがりって、そういやぁ、「風」と「火」なんだなあ! と、思いました。と、考えると……、もしかして、相川左近の旦那は、「川」で、「水」? で、もうひとりのお仲間とも言うべき早苗さんは、苗=お米=「地」ってこと? もしかして、この4人のレギュラー人物で、4大元素があらわされているのか?

 あと、一番好きな回「走れ! 新十郎」で、脱走したお姫さまが飛脚に恋をしてしまい、ふたりで唐突に丘の上にぽつんとわざとらしくあるブランコで遊ぶシーンがあるのですが、そのシーンを見ていて、「まさかこれは~……?」と、思ってしまったのです。お姫さまは飛脚に背中を押してもらって漕ぎながら、しきりに「怖い怖い」と訴えるのですが、飛脚は「大丈夫」といって、どんどん強く背中を押します。ブランコは丘の斜面に近いところにあるものですから(何でこの時代にこんな場所にブランコがあるのかという不思議な場面。なので、何かの意味がありそうな気配がプンプンするという)、揺れが大きくなればなるほど、高みに上っていくような感じになります。飛脚はブランコの前に立ち、「怖くないから、ここへ飛びこんでみろ」と、両手を広げて姫を促します。姫は飛脚の腕の中に飛び込むのですが、このシーンは少女マンガチックでもあり、なんだか背徳的な気も、なぜかしました(笑)。お嫁入り前に思い切って外の世界に飛び出した姫の背中を押すような意味にもとれますが、なんだか妙に官能的な気さえするのです。なにしろ、この回の監督は、実相寺昭雄監督だもん。ただの「ほのぼの」の意味しか無い……ってこたぁ、ないんじゃないのかなあと思ってしまいました。しかもこのシーン、左近の旦那があとをつけてきて、覗き見をしているのですよな。「覗き見する(される)」というのも、実相寺監督と関係の深いものなんじゃないかなあとか、ぼんやり思いました。

 
 ちなみに実相寺監督担当回は、他に「絵姿五人小町」と「誰がための仇討」というのがありますが(もう1話「江戸惜春譜」というのは、フィルムが存在しないということで、現在は観られないそうです)、どちらも脳天にガツンとくる内容で、非常に鮮烈です。

 
 この『風』、観直してみると、あちこちに新しい発見があって、画面的には大活劇なので子どもさんも楽しく観られるものだと思うのですが、内容はこれ以上ないほどに大人(ふ、深い……、と思ってしまうような)な作品なんだなあと、改めて溜息が出てしまいます。まさに、映画に勝るとも劣らない「テレビ映画」。そして、やっぱり栗塚さん、最高です(←やっぱりここに落ち着く(笑))。

FD更新と、おっさん方。

 本日の更新は、「FAVORITE DEAR」コンテンツのイラストひとつです(「秋天」)。ローザとフロリンダと、女天使の絵です。何かもう、あんまり時間のかからない描き方の絵ばかりになってしまっていますが(^_^;)。

 ところで、その上記の絵をスケッチブックに描きながら、別のページに、うちのおっさん方を描いてみたりもしました。久しぶりに描くなあ、おっさんたち。男天使のベリーランドさんを描いてみて、「江戸キャラの方のおじさんも、何か、描いてあげたい……」とか思ったりしちゃったりなんかしちゃったりして、描いてみました。こちらの方は、「八束(やつか)」さんといいます。藤原八束が、名前の元ネタ(?)です。八束というのは、「無限大数」である「八」の論理で、限りなく長~~~~~~~いものを表すことばのようです。どうぞよろしゅう(いや、別にどこへ出てくるわけでもないですが、これからは)。

おっさんをダブルで。

 このふたり、中身はまったく同じだと言っても過言ではないくらいの同一性を持っております。ふたりとも、姪がおります(笑)。つまりは、ワンパターンです。ただし、個人的にどっちの顔が好みかというと、私は八束さんの方が好きです。それはいい。それはどうでもいい。顔だって、どうせ基本的にはそんなに変わらんのです、私が描くと。いや、それもいいのです。つまりは、最近時代劇を観るようになってからというもの、このうちの江戸キャラを懐かしく思うときがありまして、何かこのひとたち(姪も)、もっと肉づけしてあげたり、何かの作品(というか、そんなたいそうなもんじゃなくて、本当に「何か」)にしてあげられないかな~などと思ってしまうときがある、という、そういう話なのでした。でへっ。お恥ずかしい限り。

 っちゅうか、こんなことしてる場合じゃないし、絵とか描いているから、すべきことがどんどん後回しになるんだよ(そして、「今日もできなかった」と思いながら寝るのです)と、自分に突っ込んでしまいました(^_^;)。