寺子屋のせんせえ

 久しぶりに、『大江戸捜査網』を観ました。里見さん主演版です。今日放送分のやつは、島田順司さんか左右田一平さんが出ているという話じゃなかったかなあ~……と思いながら観ていましたら、ご出演だったのは島田さんでも左右田さんでもなくて、中野誠也さんでありました。第246話「必殺! 捨身の勝負」でございます。

 中野誠也! うお~~~~~、やっぱし格好ええのう!! テンション上がるわぁ~。中野さんといえば、『用心棒』シリーズの新太兄さんや、『燃えよ剣』の山崎くん、あとは『竜馬がゆく』の竜馬さんや、『次郎長三国志』の次郎長(だったと思う)の役などをお若いときにされていまして、そう言いながら私は未だ機会に恵まれず、『用心棒』シリーズでのお姿を拝したばかりです。きらきらした雰囲気ではなく、淡々と、しかしどこか垢ぬけて飄々としているような、さわやかな雰囲気。なんともいえないインテリジェントなたたずまい。かっちょええわあ~。今回の中野さんは、寺子屋の先生ですよ、やさしい笑顔がたまらんですわあ。「こんちは!」とか言っちゃって。子どもの頭撫でちゃったりして。

 いやあ~、寺子屋の先生っちゅうのは、個人的にツボですなあ。そういや、自分が江戸チャットなるものにお邪魔していたときに、いうなれば「江戸版ベリーランド」ともいうべき男キャラで喋っておりまして、その男の生業は、一応「寺子屋の先生」でありました。懐かしい……(笑)。

 と、思ったら、この寺子屋の先生(中野さん演じる島崎要之進 )、正体がトンデモで、実は「悪役」でした。むひょおおおおお、ますます素敵ぃぃぃぃ(悪が素敵というのではなく、中野さんが素敵)。うおー、うおー、たまらん!(と、感想になっていない感想でありました)。

 しかし『大江戸捜査網』って、結構手堅い内容というか、そこらの勧善懲悪劇ほど子どもっぽくはなくて、面白いです。ゲストの扱いもよくて。川津祐介さんも素敵だった……。『風』でのゲストのときも素敵だったですが。

 ところでこの番組のあと、そのままぼーっと観ていましたら、来月に時代劇専門チャンネルで放送されるオリジナル番組「栗塚旭 新選組を歩く」の宣伝が登場しまして、おおおおーーーー、栗塚さん、お元気そうで何よりです! 新選組ゆかりの場所を、栗塚さんが歩いてくださる番組。拷問が行われた場所なんかが、CMには出ていましたよ。それにしても栗塚さん、黒系統でシックにまとめたお洒落なスーツ姿で粋です。天然なのに(中身は)。めっちゃ天然でいらっしゃるのに(笑)。いやあ、それにしても楽しみです。