メタルギアに涙

 フェイバリットディア中心のサイトで言うのもナンですが、私が世界で一番好きなゲームといえば『メタルギアソリッド3』です(^-^;)。何というか、自分がプレイしたことのあるゲームのうちでも、ストーリーといい、雰囲気といい、まさしく自分の中では「格」が違うという感じがします。サントラも持っていますが、聴くたびに血が沸き立ってくるというか、何とも言えない気持ちになってしまいます(笑)。あのロシアの原生林や軍事施設の風景が脳裏に浮かんできて、「ああ、MGS3がやりたい……」という気がふつふつと……。MGS1も好きですし、MGS2の舞台の船も好きですし、MGS4の中東の戦地も好きですし、ポータブルオプスの南米の街も好きですが、やっぱりロシアの森が好き! あの心拍数が上がる感じが好き! そしておそろしくよくできたストーリーが好き! 音楽も、とてつもなくよいですし、もうどれだけ「好き」と言っても言いたりないくらいです(笑)。

 ところでこの前放送された「声優総選挙」を録画して観てみたのですが、10位で大塚明夫さんが登場なさったとき、メタルギアのスネークにはひとっことも触れられなかったのですが(笑)、何故か「忍たま乱太郎」の山田先生の話題のときのBGMとしてメタルギアのテーマが流れていて、なかなか心憎い演出だと思いましたよ。お父さまの大塚周夫さんから受け継いだ山田先生役の話題とメタルギアのテーマ曲が思いのほかマッチしていて、なんだか涙が出てしまいました(笑)。特にメタルギア3は、「親子」っていうのもテーマのひとつだと思うので、なんだかいろいろ思い出しちったなあ……。

 そして話は変わりますが、昨日はデヴィッド・ボウイの1周忌ということで、彼の出演映画を数本観ましたが、このたび『バスキア』を初めて観てみました。公開当時、自分はまだ10代だったので、なかなかあの手のアートな映画を観ようとは思わず、そのまま今に至っていたという。が、今回観てみて、結構あの「放りっぱなし」な感じ、好きだなあと思いました。ストーリーがないといえばないともいえますし、バスキアの内面が描かれているかというとそうでもなく、他人から見たバスキアを描いているだけのような気もしますが……、まあ、ボウイ演じるアンディ・ウォーホルについてもそんな感じでしたが……。でもあの時代のニューヨークの雰囲気の中に自分も放り込まれる感じが味わえる、よい映画だなあと思います。パーカー・ポージーが出ていたのもうれしかったなあ。昔、雑誌(キアヌ・リーヴスのロングインタビューが載っている『CUT』でした。今もちゃんと保存していますが(笑))でインタビュー記事を見て、自分好みのインパクトのある顔立ちの綺麗なお姉さまだなあと思っていたのですが、インディペンデント映画中心に出ていらしたので、出演作をあまり観たことがなかったのです。今回の『バスキア』は、まさに私がくだんの映画雑誌で彼女のインタビューを読んだのと同じ時期の制作でしたので、あの雑誌で見た綺麗なお姉さまのお姿を拝めました。インディペンデントの監督さんによく使われたのが、なんだかよくわかるなあ。存在感があるもんなあ。