夜にちくちく漫画を読んでいます。

魔王城でおやすみ(1) こんにちは~。
 最近は、せっせと漫画を読んでいます。コメディーで近頃好きなのは、『魔王城でおやすみ』です。魔王さまにさらわれてきたお姫さまが、囚われの身ながら魔王城で好き勝手に「快眠」を追求する作品(笑)。私はヘタレでピュアな魔王さまが、ちょっと好きです(笑)。あと、主人公のお姫さま(スヤリス姫)に、なんか誰かのイメージと重なるなあ、誰だったかなあ……と思いながら読んでいたのですが、ふと思い当たりました。うちの叔父さん天使ベリーちゃんの女性化バージョンの「ベリーランディアちゃん」と重なるんだ! いやいや、おまえにしかわからん脳内イメージだろうと突っ込んでください(笑)。外見といい、雰囲気といい、私の中のベリーランディアちゃんのイメージと似てるなあ! かわいいなあ(笑)。魔族のみんなもかわいくて、何も考えずに読めていいです。

約束のネバーランド(1) それから、『約束のネバーランド』。最初のグレイスフィールド脱出編が一番面白かったかなあと思いますが、ちくちく読み進めています。ただ、ところどころ、なんでそんな甘い設定になっとる? と、不思議に思うところが……。子どもたちに付けられていた発信器にしても、あんなに科学が発達した世界なのに、何故個体識別機能がなかった(つけられていない)のかがわかりません。重大な部分で都合のよい設定が、ところどころにあるなあと感じます。そうは言いつつも、つづきが気になる作品であることは確かだなあ~と思います。

エスパー魔美(1) あと、子どもの頃に好きだった『エスパー魔美』。改めて全巻読みました。新装版の表紙が全部かわいいし、お洒落だなあと思います。魔美ちゃんと高畑くんの関係性もいいですねえ~! お互いに気安いけれど、敬意が感じられて、恋愛ではないけれど友情を超えたものを感じます。もっさり高畑くんは、中身が男前で大好きです。また魔美ちゃんのガサツっぷりも大好き!(笑) 馬鹿だなあと思いつつ、女の子のこういう部分を嫌みなく表現できる藤子F先生ってすごいなあと思います。昔のアニメも好きだったですねえ~、小学生の頃やってました(笑)。何故かOP曲も覚えています。タイトルは「恋の未確認飛行物体」でしたか……? 口笛吹いて夏の風にキスしちゃって英語の辞書を一枚破るんですよね、歌詞(笑)。(なお、今検索して確認してみたら、タイトルは「テレポーテーション–恋の未確認–」でした。「恋の未確認飛行物体」だと、ずっと思っていました。結構パンチのきいたタイトルだなあと思っていました)

 ところでジャンプ本誌の「鬼滅の刃」は、ついに煉獄さんの仇のアカザさんが出てきましたが、ちらっと見ただけでも大爆笑してしまって困りました(笑)。もう喋らないでアカザさん! 眼科で吹き出してしまって止まらなくなってしまったじゃないですか!(笑) 相変わらずなれなれしいところがキュートです。初対面の煉獄さんをいきなり下の名前で呼び(しかも煉獄さんは、「初対面だが、俺は既に君のことが嫌いだ」と告げたのに)、鬼になれ鬼になれとしつこくナンパ、鬼(=「俺のもの」の意か)にならないなら殺すなどと、「天城越え」ばりの身勝手さ(「誰かにとられるくらいなら、あなたを殺していいですか」って、あんたどれだけ陶酔しとんのと突っ込みたい。自分が男だったら、そんなこと言う女からは逃げたい)、いい加減にしなはれよという感じですが、アカザさんはこれが味になっているので不思議です(笑)。早く単行本にならないかな~と、今から楽しみです。

小説はちゃんと書いてくれー。

 こんにちは、お久しぶりです。あけましておめでとうございます、ですね。今年もよろしくお願いします(笑)。

しあわせの花 ところで年明けてすぐに『鬼滅の刃』の14巻が発売になりまして、それに「鬼滅の小説が出ますよー」というチラシが入っていました。タイトルは「しあわせの花」。……う、うううううぅ~~~~~~ん、なんか、誰でも一回は考えそうな二次創作のタイトルみたいなにおいするな……と思って、宣伝文句を見てみたら、「婚礼に出席した炭治郎たち。花嫁さんの姿に、妹の将来を重ねるよ。戦いの合間のつかの間の平穏な日々を描いてるよ」みたいなことが書かれてあって、ますます誰でも一回は思いつく二次創作のネタやんけ、公式でこれをやられても、いよいよ面白くなさそうだなあ~~~~~~~~~~~……と、思いつつも一応予約してみました(笑)。

 そして2月のはじめに発売になりまして、手許に届いてはいたのですが、なかなか眼を通す暇がなくて、先日やっと開いてみたところ、完全に想像通りの二次創作レベルのネタとノリ、そして素人の文章レベルで、なんだかな~なんだかな~と思いながら、買ったのを後悔すらしてしまいました(^-^;)。

 これ、他の方はどう思ったのかなあと思いまして、ちょっとAmazonのレビューを覗いてみたら、みなさん私とほぼ同じことをお感じになったらしくて、「やっぱりそうなんだ、鬼滅ファンに、これはダメだろうなあ」と思ったことでした(笑)。

 ライトノベルっぽいのがいかんというわけじゃあ、まったくないと思うんですよ……。何でしょうかねえ、決定的に「ここがダメ」というようなインパクトのあるダメさじゃなくて、「え、これ、出して満足できたんすか? 制作したひとは、このレベルでいいと思ったんすか?」と訊いてみたくなるような、毒にも薬にもならんような、存在感のない作品になっているのがかえって怖いです(笑)。文章は確かに稚拙ですが、ライターさんの本当の文章レベルや構成レベルがこのレベルかどうかまではわからんなあと思います。ひょっとしたら、もっとちゃんとした(?)小説が書ける方なのかもしれないのに、編集さんが求めたのがこのレベルで、かなりレベルを下げてしまった(下げすぎた。どこまで下げたらいいのかわからなくなった)という可能性もゼロではないかもしれません。

 私自身は、ライトノベルをあまり読んできていないので、ひとくちに「ライトノベル」といってよいものかどうかの判断がつかないのですが、たとえば『ガンパレード・マーチ』の小説版をお書きになっていらした榊さんの文章は、もとのガンパレの雰囲気を壊さず、理論的でもあり、キャラも掘り下げられてあって、うまいなあと思っていました。ノベライズのライターさんの文章力が高かったからでしょうか、ガンパレの二次創作小説をネットにお出しになっていた方も、文章レベルが高い方が結構多かったような気がします。ネタも割とこまかいところまで設定されていた方が多かったような。雰囲気でふわ~っと書くのじゃなくて、ちゃんと言葉を駆使して説明したり描写したりできている方が多かったなあと思います。一人称語りの体裁をとったポエムみたいな「小説(いや、結局ポエムですよねとしか言いようがないのですが)」をお書きになっている方も大勢いらっしゃったですが、それでもガンパレはポエム小説が比較的少ないジャンルだったんじゃないかなとは思います。フェバはポエム小説多めだったかな~、と思いますが……(ごめんなさい(^□^;))。ちょっと苦手ですかね~、ポエム小説。頭に入ってこないんですよね~……。

 でも、くだんの鬼滅小説『しあわせの花』(タイトルも、もうちょっとなんか考えてほしかったなー)、番外編の「キメツ学園」にて、煉獄さんが料理下手だということはわかりました。料理とかめちゃくちゃ上手かもしれないと想像していたんですが、めちゃくちゃ下手だったとは意外でした。じゃあ、お父さんと弟さんとの男所帯で、一体何を食べていたんでしょうか……(笑)。お父さんか弟の千寿郎くんが料理をしていたということは確定でしょうねえ。あーーーーー、それはともかく、学園ものパロディって、私あんまり興味がなくて、学園ものよりもっとなんかほかに、もっとこう、我々の想像の上を行くような、「お、こいつ危ないな」みたいなのでもいいので、どうせパロディするならはっちゃけたやつをやってほしいです。学園もの好きな方もおいでるんだろうと思うんですがー……、何故か私は「なんだー、学園ものかー」と思ってスルーしてしまいがちな人間なので(どうせ先生と生徒にしか扮しないんでしょ、あとちょっと年食ってたら用務員さんとかでしょ。などと思ってしまいます(笑))、もっと変なパロディを期待しています。学園ものにするなら、ど田舎の学校とか、なんかすごいやつにしてほしい。町中の私立校とか、一番無難で書くのが楽なやつはもういいよと思ってしまう自分がちょっと嫌でもあります(変な終わり方ですみません(笑))。

今年もありがとうございました。

 来年4月から放送予定のアニメ「鬼滅の刃」、高知では放送されるのかしないのかどっちなんだいと思っていたのですが、地上波はともかくBS11で放送されるとのことで、やったーーーー!! やったやったー。これまでなんとなーーーーく録画機器を買わないまま、実に3台のVHS機(現役)を抱えたまま生きてきましたが、4月に間に合うようにレコーダーを買おうと思います(笑)。

 ということで(?)、年末のご挨拶というのもおこがましいですが、今年もおつきあいありがとうございました。どなたさまもよいお年をお迎えください。

伝記映画での尊厳

 ども。少しお久しぶりです。
 ちょっとあれこれ年末に向けての仕事が多くて、こちらにまで気が回らない日々がつづいておりました。

 相変わらずジャンプ掲載の『鬼滅の刃』を眼科で読んでは泣きそうになったりしています(笑)。もう無惨さま、お館さまのところへ来ちゃったんですけど、どどど、どうなる!?(^□^;) アニメが始まる前に、最終回とかなったりせんよね!? 煉獄さんの敵のアカザさんとか、まだちゃんと炭次郎くんたちと戦ってないしね、終わらんよね!? と、口をあんぐり開けながら読んでいます。本当に「鬼滅」は予想外の展開がくるのでびっくりさせられます。

 ところでQUEENのフレディ・マーキュリーの半生を描いたという映画『ボヘミアン・ラプソディ』。最初、ドキュメンタリー映画なのかなと思っていたら、役者さんが演じる半フィクションだと知りまして、そそそ、そんな馬鹿な、と複雑な気持ちになりました。私、フレディさん大好きですから、却って観られないですよ……。なんか、私生活を描いて、なおかつ演出も含まれているわけでしょ……、観るのは気が引けるというか、申し訳ない感じがして、本当に、観られないです……。死語数百年とか経ってたらねえ、『アマデウス』みたいに面白く観られると思うんですけど……(^-^;)。いやむしろ、存命中につくられた映画なら、フレディさんの意志も入った映画になったでしょうから、それだったら観られたよなとも思うんですけど……。

 洋楽のアルバム(本国盤の輸入のでなく、日本盤の場合)なんかを買うと、ライナーノーツというか、まあ、そのアーティストについての生い立ちも含んだ解説が載っているリーフレットが入っていたりしますが、私の場合、そういうのさえあんまり読めないというか、読むのが申し訳ないというか、まあ、なるべくスルーする性分なんです。でもそこに書かれてあることは、存命中にご本人が語ったこととかが多いですから、そんなに申し訳なく思う必要もないのかもしれませんが、それでも私は読めない。だもんで映画となると、それこそ本当に「やめてくれるー!?」という気持ちになってしまいます(笑)。(ちなみに積極的にライナーノーツを読まない私でも、フレディさんがどういうセクシャリティの方で、何のご病気で亡くなったか等、おおまかなことは以前から存じてはいます)

 この前、偶然目にした情報番組で、某映画評論家さん(らしい方)が、『ボヘミアン・ラプソディ』について解説していらしてですね、その中で楽曲「ボヘミアン・ラプソディ」がフレディさんのセクシャリティや経験に基づいて書かれていることが、この映画を観たらわかりますよとおっしゃっていたんです。う~ん、でもなあ、確かにあの曲の生まれた背景らしきものを知ることが「曲を深く知る」ことだと考えるひともおいでるかとは思うのですが、しかしあの曲はフレディさんが世に出した時点で、もはやフレディさんの曲というよりも、聴いたひとそれぞれの「ボヘミアン・ラプソディ」になっているのであって、そのフレディさんの私生活から引っ張ってきた解釈が果たして必要かなあ? フレディさんがそうプレゼンしたのならまだしも、フレディさんはあの曲を出した時点で、もうあの曲を世界中のひとりひとりに引き渡しているんじゃないかなあと思ったりもします。「ボヘミアン・ラプソディ」に、フレディさんの人生をセットでひっつけられることを、果たしてフレディさんは望むだろうか? と思うんです。何もひっつけられていない、身軽な、どんな境遇のどんなひとの心にもすっと寄り添っていける、そんな曲であってほしいなあと、私自身は思ったりします。

 映画自体は素晴らしいのだろうとも想像するのですが、私はきっとこの先も観られないと思います(^-^;)。デヴィッド・ボウイの伝記映画がつくられたりとかしても、多分絶対観られないです(笑)。

 あと余計なことかもしれませんが、イギリスの誰かのアルバムのライナーノーツで読んだなあ……。イギリスでは、普通の家庭に生まれて普通の市民生活を送り、普通のセクシャリティで生きてきたアーティストって、軽んじられる傾向があるとか何とかで、それで結構嫌な思いをしたらしい中産階級出身のアーティストさんがおいでるとか何とかで……、なんか、「普通と違う生い立ちや生活をしたひとにカリスマ性があって価値がある」みたいな風潮も、イギリス音楽界にあるとか……。「普通」とか「普通じゃない」って一体何なんでしょうね。どっちだっていいと思いますけどね。そこに価値をつけたりつけなかったりするのは、意味あるんですかね。とか思ったりもしたことがあります(笑)。脈絡なくてすみません(笑)。

眼科で泣きました。

 私信ですが、M生さん、貴ブログでのご返信をありがとうございました。お忙しい中、かえって申し訳なかったです。『鬼滅の刃』、ちょっとご興味をお持ちいただけたとのことで、嬉しい半面、なんだかお恥ずかしいです(^-^;)。

弁当11個が必要な煉獄さん ところで先日、くだんの週刊少年ジャンプを置いてある眼科にて、「今日こそは!」と思って3週間分ほどジャンプをががーっと(鬼滅だけ)読みました。結果、待合室で声を出さずに泣く始末となってしまいました。刀鍛冶の里での戦いから帰還して療養中の炭治郎くんが、研ぎ終わってきちんとこしらえをされた日輪刀を受け取ったシーン。「煉獄さんの鍔だ!」と声を上げたときの炭次郎の顔! そして次のコマで、鍔に話しかける炭次郎の顔! 今書いていても、思い出し泣きしてしまったですよ……。そう、もう私は鬼滅に関しては、コミックスを繰り返し読む段階を通り越し、思い出し泣きをしてしまう段階に入ってしまっております。脳内でセルフ再生され、そのたびに涙が出る。特に8巻。もはやコミックス本体要らないレベルになっています。だってコマ割りも画もセリフも覚えてんだもん……。その上で、あのときのあのひとの表情は、こういうことを思ってたのかなあ、どうなのかなあといろいろ想像して、また涙が……(笑)。基本的に鬼滅の刃は、あまり地の文(ナレーション的なやつ)やモノローグやセリフで説明しきらずに、言葉がぎゅっとまとめられている感じなので、非常に多くの部分が読者の受け取り方に委ねられていて、ものすごく想像の余地がある作品だなと思います。だから読むたびに発見があったり、自分の感想がアップデートされていくような気がして、私なんかは何度読んでも飽きないなと感じます。

 ただし、ちょっと独特な空気のある作品かなとも思いますし、やはり読むひとによって合う合わないというのは当然あると思います。ですが、マニアックかというと、そういうふうには感じないですし、読むひとを選ぶというふうにも感じないです。不思議な大衆性もある……。だけど、従来の作品にたとえて「〇〇が好きなひとだったらハマるかも~」とも言えないような気がします。似ているテイストの作品が、ちょっと思いつかないです(いや、そんなに漫画を知らない私が言うことなのであてにならないですが)。なので、肌が合うひとにはものすごく合うだろうし、そうでもないひとにはそうでもない作品でしょうし、まあ……、何はともあれ肌が合うひとにはこの作品に是非出会ってほしいなとも思える作品です(笑)。肌が合う方には、ものすごく楽しめる作品だろうと思います。元気出ますよ。いっぱい泣きたくなるシーンもあるかもしれませんが、とにかく元気出ます。

 元気出るといいつつ、とにかく暗くグロテスクな1巻。暗い話がお好みでない方には、おそらくかなりとっつきにくい雰囲気だろうと思います。あと、「ジャンプに載せるには結構シビアな話だな、おい」と、ちょっと怖くなるレベルの始まり方です。これがあとで化けます(?)。びっくりするほど化けるので、ここで嫌にならなかった方には是非読み進んでみてほしいです(^-^;)。1巻、2巻が重苦しいですが、3巻でガーンと化けますので、できれば一気に3巻まで読んでみてほしいです(笑)。あと、にぎやかになるのが4巻、華やかになる上に、かまぼこ隊の笑いの才能が爆発するのが6巻(6巻は、本当に楽しいです)、柱と一緒に本格的に行動し始めるのが7巻、かまぼこ隊の精神的なターニングポイントを描いているのが8巻(あと読者も、この作品では結構深掘りして描かれた重要そうなキャラでも急に大変なことになるということを知らしめられた巻ですね)……とつづきます。

 少年の成長物語としての面も大きい作品だとは思いますが、その手の成長物語に結構ありがちな説教くささはほぼないといって差し支えない作品だとも思います。表面だけとらえれば説教ともとれる言葉でも、主人公の性格のおかげで、読者にその説教くささを感じさせていないと思います。話の展開も速く(特に3巻から)、冗長さがないというのも、私の好きなポイントです。絵は割と独特ですが、私は大好きです。是非、この作品とお肌が合う方にめぐりあっていただけるといいなと思います。