絢爛舞踏祭紹介2

　ここから夜明けの船の中での仕事についてご紹介します。

　夜明けの船の乗員たちは、皆それぞれの役割を持ち、航海や戦闘でその役目を果たします。PCの初期配置部署は“飛行隊”。戦闘時にRBに搭乗し、敵機を撃墜する戦闘員です。写真の第2ハンガーデッキが、パイロットと整備員の勤務場所です。敵艦隊と接触するとなると、戦闘配置が発令されます。RBパイロットはRBに搭乗、夜明けの船から離艦します。RBパイロットはこのときのために、普段から訓練によって操縦技能を上げたり、自分が搭乗する愛機の整備、そして装備の確認等を行う必要があります。

　PCがRBパイロットである場合、出撃後、戦闘画面で戦闘をこなさなければなりません。戦闘中の画面は左のようなものです。火星の海の中の“水中戦”ということで、RBも夜明けの船も、レーダーを頼りに敵機と戦います。

　　ゲームをプレイし始めたばかりの頃は、誰もが「何じゃこら」と思わず感じてしまうかもしれんのですが、何度か、何時間か、何日かすると、自然と「ああそうか～」と、この戦闘を身体で理解できるようになるのではないかと思います。最初はかなり意味不明だったのに、すっかり慣れてしまう感じです。アクション戦闘ではなくコマンド入力による戦闘なので、じっくり時間をかけても大丈夫です。プレイしている感じは、どこか囲碁やチェスに通じるものがあるかもしれません。徐々に慣れていく、自分が順応していく、という感覚を味わうことができる戦闘であります。慣れると同僚パイロットたちをすべて他部署に回し、自分ひとりだけですべての敵機を撃墜した方が早い、というくらいに誰もがなるのではないかと思います（そうすると威信点が稼げますしね）。装備や攻撃方法等、自分なりの戦闘スタイルを考え出したりするのも、楽しいかもしれません。

　ちなみにPCの部署は変更することができ、どの部署にも就くことができます。そのためには“威信点”というものを貯めなくては自分の意思での人事異動ができませんので、やはり最初はパイロットとして頑張ることが大切です。敵機を撃墜すると威信点を稼げます（ちなみに、訓練や他部署の手伝いでも少し稼げます）。

　上述のとおり、PCは威信点が貯まると、自分より威信点の低いNPCの部署を変更することが可能になり、従って自分の部署の変更も可能になります。

　夜明けの船の中には10以上のさまざまな部署があり、仕事場所もさまざまです。真面目に勤務するのも遊んで暮らすのも自由な感じ。必ずしも“優等生”プレイが求められるゲームではない、と言えると思います。ただし艦の戦力を上げたければ真面目に……、といったように、そのときどきの自分なりの目的意識や方向性を持ってプレイすると、面白さは倍増するかと思います。

　[　艦長プレイ　]

　夜明けの船で最も大きな権限を持つのは艦長です。戦闘では、RBではなく、夜明けの船そのものを動かします。各部署との連携が重要になる役職です。また、給料の配分や目的地の選択、都市船での行動等、あらゆる面における決定権を持っています。パイロットとしてRBで敵艦隊を撃墜していくのもクリアのためのひとつの方法ですが、宇宙の経済や政治といったものも大変重要です。ですので艦長として夜明けの船の方針を決定し、宇宙状勢を変えていくというプレイも面白いです。

　ちなみに政治家という役職もあり、これに就くと夜明けの船の“方針”を提案する役目を持ちますが、最終的な決定権を持っているのは艦長なので、艦長になって好きにやるのが一番手っ取り早いです。

　[　その他の部署　]

戦闘中

　パイロットや艦長以外の部署に就いて働いてみると、夜明けの船がいろんな部署の連携で動いているのだということがよくわかります。機関長や機関員になってエンジンを整備したり、軍医長や看護士になってクルーたちの健康状態をチェックしたり（好きなNPCとお医者さんプレイをしたり）、ちょこちょこいろんなことができますので、艦長になる前に（なってからでも）一度経験してみるといいかもしれんです。好きなNPCをPCと同じ部署に配置したり、くっついてほしいNPC同士を同じ部署に配置したりするというのも可能。

　また、戦闘時に出撃しない部署（パイロット以外）のクルーたちは、戦闘中、夜明けの船の中で外を気にしながら勤務したり、走り回ったり祈ったりしています。火災が起こったり浸水が発生したりし、ひどいときには隔壁が閉鎖され、その部屋にいたクルーが閉じ込められたりもします。

　隔壁閉鎖はドラマっぽいです。壁の向こうのクルーから励まされたり、遺言を託したりといった事態になることもあります。好きなNPCと一緒に閉じ込められるドラマ、嫌いな者同士が閉じ込められるドラマ等さまざまです。最悪の場合は命を落としてしまいますが……。せっかく好きなキャラと一緒になったのに、「寄ってくんな」とか言われたりして、Sの血やMの血も騒ぎます。