ちょっとわかるかもしれない『絢爛舞踏祭』
 お目通しありがとうございます。このコーナーでは、主に『絢爛舞踏祭』を未プレイの方に、『絢爛舞踏祭』とはどういったゲームかということを、簡単にですが、ご紹介したいと思います。

 ・株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(当時)より2005年に発売された、PlayStation2用ソフトです。
 ・ジャンルは、“リアルタイム・ドラマシミュレーション”。企画は、株式会社アルファ・システムさん。
 ・テレビ東京系で放映されたアニメ 『絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク』の原作にあたるそうです。
 ・アニメ版登場キャラ、グラム、ベス、キュベルネスらは、ゲームには登場しません。
 ・PS用ゲーム『ガンパレード・マーチ』の後続作品であり、『ガンパレード・オーケストラ』先行作品です。
 ・『ガンパレード・マーチ』未プレイでも、ほぼ支障なく遊べます(気になる部分はあるかと思いますが)。
 ・ちなみにキャラボイスはありません。
 ・PS2版『絢爛舞踏祭』公式サイトは、こちら
1. プ レ イ ヤ ー 、 絢 爛 世 界 へ 介 入 開 始 。
 プレイヤーは、火星独立戦争を終結させるため、23世紀(2252年)の「第6世界」(プレイヤーが生きている現実世界は、「第7世界」と言われています)へ介入することになります。

 『絢爛舞踏祭』の舞台は、22世紀半ばから、地球民の火星への移住が始まっていた世界です。宇宙では戦争が連続して起こり、火星は豊かな水を資源として経済を発展させてきましたが、戦争終結後、その経済は停滞。貧困化が進み、治安も悪化。火星政府は、実質地球政府の傀儡政権であり、地球政府の圧政に不満を抱く火星の人々は、独立を求める気持ちを強くしているようです。火星独立を目指す人々が集まり乗艦している潜水艦 “夜明けの船”。たった1隻で地球軍と戦うシールドシップです。“夜明けの船”には、さまざまな年齢の、さまざまな人種の、また人間以外のさまざまな知類も、異星人も乗艦し、生活をともにしています。

希望の戦士とやら プレイヤーは、“希望の戦士”として、この“夜明けの船”に乗艦し、火星独立を導く存在になることが求められます。期限は、ゲーム内の時間で3年。その方法は、戦闘中心でも、経済面や政治面中心でも、プレイヤーの自由であるようです。またこのゲームでは、プレイヤーキャラクター(PC)の性別選択が可能です。男性・女性ともに、PCの外見は固定ですが、姓名とあだ名は自由入力可能です。仲良くなったノン・プレイヤーキャラクター(NPC)は、あだ名で呼んでくれるようになります。あだ名は、間違っても「メスぶた」とか入れないように。あとで変更はできませんぜ。

 ちなみに、PCが第7世界からの介入者であるということを知っているのは、一部のNPCだけですので、地球の太陽系総軍出身の漂流者というニセ事情が、“ヤガミ”によって設定されます。ですので、PCは太陽系総軍の制服を着ています。
2. ゲ ー ム 開 始 。
2 PCメイキングが終了すると、“夜明けの船”の医務室で眼を覚まします。このときPCが動かしている身体は、いわばサイボーグである“義体”。そして、この義体を用意したのは、ヤガミという男であり、このヤガミがPCを最初に出迎えてくれます。ヤガミはゲームを開始するにあたり、おおまかな操作方法等も教えてくれます。ここからチュートリアル開始です。

 このヤガミも介入者であり、身体は義体です。この世界のことを深く知っているらしい人物ですので、仲良くなっていろいろ話を聞いてみるといいかもしれません。ちなみに某人気漫画の登場人物とは一切関係なく、このゲームを企画したアルファ・システムの元社員さんと関わりの深いキャラクターだそうです(前作3『ガンパレード・マーチ』のスタッフリストには、プランナー・シナリオ・主設計・ガヴァナー担当者名として、“矢上 総一郎”さんのお名前があります)。また、“天の声”のような、ナビゲーターのような役割をしてくれるメインコンピュータ「MAKI」が、ゲーム中さまざまなことを随時案内してくれます。MAKIがいろいろ教えてくれますので、不慣れな間も迷ったり困ったりするような事態には陥らずにプレイ可能かと思います。
3. チ ュ ー ト リ ア ル 中 、 ク ル ー た ち と 出 会 う 。
4 医務室を出て最初に話しかけてくれるのは、小カトー・タキガワ。RBパイロットの少年です。彼は『ガンパレード・マーチ』の滝川陽平と石津萌の子孫であり、加藤祭と狩谷夏樹の子孫でもあります。

  RB(ラウンドバックラー)とは、人型の小型潜水兵器といったもので、1機につきひとりのパイロットが乗り込み戦闘を行います。PCの初期配置部署は、タキガワと同じ飛行隊。タキガワは先輩として、パイロットの仕事についてあれこれ教えてくれます。タキガワに、パイロットの仕事場所・第2ハンガーデッキに案内してもらい、RB“希望号”と対面。PCの相棒となるRBです。ちなみに第2ハンガーデッキには、この希望号の他にRB“士翼号”が3機格納されており、タキガワら他のパイロットたちが乗り込みます。PCも士翼号には乗り込めますし、NPCパイロットも希望号に乗り込むことが可能です。このあとも何かわからないことがあれば、タキガワに質問すると繰り返し教えてくれます。

5 第2ハンガーデッキを出ると話しかけてくるのは、カオリ・サザーランド。陸戦部隊のひとりで、『ガンパレード・マーチ』の田代香織と同一人物です。彼女はPCを『ガンパレード・マーチ』からの旧友と認識していますので、あれこれと世話を焼いて教えてくれます。カオリが教えてくれるのは人間関係について。パラメータの見方等、あとで質問しても繰り返して教えてくれます。さらに軍医長サーラ・シェーシャから“データブック”を受け取り、各種情報の閲覧やセーブができるようになります。

6 このチュートリアルの時点では、ヤガミもタキガワもカオリもサーラも、いまひとつ表情に愛想が感じられんです。PCが乗艦してきてしばらくは、まだ交遊がありませんので、会話中もNPCがきょろきょろしたり眼が笑っていなかったりしますが、だんだん仲良くなってくると、PCをじっと見て話してくれるようになったりし、表情も豊かになってきます。この「慣れてくる」感じ、「親しくなる」感じをふと感じることができるというのも、「絢爛舞踏祭」の魅力のひとつではないかと思います。とにかく、ここまでくれば、あとは自由に動けますので、いろんなところに行って、いろんなクルーたちと交流することができます。

その2 仕事編へ

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