『FAVORITE DEAR』（無印・円環の物語）攻略ヒント集１（諸々のこと）

　このページでは、『FAVORITE DEAR』（インフォス編）をプレイされる方のお役に立つかもしれないし立たないかもしれないことを列記しておきたいと思います。間違いがありましたら申し訳ないです。ちなみに管理人は、「円環の物語」は未プレイでして、無印版とWindows版（円環と同内容と思われますが）をプレイした限りのことをお書きしております。その点ご了承いただけますと幸いです。

その1. バグかもしれないもの

　Windows版をやっていて気づいたのは次の2点です。
　まず、レイヴを救出する「とらわれの騎士」戦にユリアナで挑むとフリーズします。この戦闘はユリアナではない勇者に依頼しないとダメのようです。
　また、1ターン目が終わった時点（セーブできるようになって最初のとき）でセーブしてしまうと、何故か次のターン開始直後にゲームオーバーになってしまいます。
　以上の2点は、『円環の物語』では解消されているかもしれませんが、念のためお気をつけください。

その2. 何ターンでゲームオーバーなのか

　ゲーム内の時間で丸10年、ターン数でいうと160ターン目が終わった時点でガープに勝利していないとゲームオーバーになるみたいです。
　ちなみに無印では、現日時は「0年」という表記から始まっていて、「0年」＝「1年目」ということらしいのですが、これが大変わかりにくかったです。無印では「9年」＝「10年目」ということだったらしい。ですがWindows版ではゲーム開始時から「1年目」という表記になっており、わかりやすくなっています。これは『円環の物語』でも同じでしょうか。とにかく無印をプレイされる際には、年表記にお気をつけください。

その3. 勇者は何人スカウトすべきか

　あくまでも私個人の好みでいうと、最大人数の6人をスカウトするのが好きです。勇者が6人いると各々のレベルがわらわら上がり、天使のレベルが上がるのも比較的早くなり、APにも事欠かないからです。1回のプレイで分岐用データをつくっておき、男天使で6人の女性勇者のEDを見る、女天使で6人の男性勇者のEDを見るのもさほど難しいことではありません。ただしゲーム中盤以降は、勇者全員をいちいち訪問するのは面倒になってきますし、訪問や装備揃えで消費するAPも多くなってきますので、あまり勇者をこまやかには訪問しない大雑把なプレイになりがちです。こまやかなプレイをお好みの方には、勇者の総数は4人くらいのプレイの方がよいかもしれません。
　ただしレイヴとティアには、途中で強制的に行方不明になるイベントがありまして、結構長い不在期間がありますので、彼らをスカウトした場合は、勇者の総数は5人以上の方が楽じゃないかなと思います。

その4. 何に気をつけるとプレイしやすいか

(1)信頼度
　このゲームは、発生した事件の解決を天使が勇者に依頼し、その依頼を承諾した勇者が事件現場に赴いて敵をやっつけて事件解決……ということを積み重ねていく内容です。ただ、天使と勇者が信頼関係を築けなければ、勇者は事件解決の依頼すら拒否しがちになってしまいます。「信頼度」を上げると、勇者が天使からの依頼を受ける確率が上がります。信頼度は、天使が勇者と同行したり、その勇者が好むアイテムを贈ったりすることで上がります。またこの信頼度は、天使の「初期信仰心」（「その7.妖精さんの選ばれ方について」をご参照ください）が高いとあがりやすいようです。

(2)正義感
　勇者の「正義感」が高いと、任務に真面目に取り組んでくれるようになるようです。早く現場に着こうとがんばって移動してくれるらしく、依頼をこなすスピードが結果的に速くなります。正義感は主に書物系のアイテムを渡すことで大幅に上がりますので、それらのアイテムをラツィエルさまが扱っているときには大量入手して勇者に配っておくとよいかと思います。ちなみに正義感アップ効果のあるアイテムのうち、男性勇者は「歴史の本」「勇者の本」が、ユリアナ以外の女性勇者は「物語の本」「真実の書」がお好みのよう。ユリアナには「ティタニアの香り」「歴史の本」がよいようです。まあ、あまり喜んで受け取ってくれない本でも、正義感アップのために無理やり渡しちゃって問題ないと思います（笑）。

(3)ストレス
　勇者は、移動や修行をするとストレスがたまるようです。また、相性の良くない妖精さんが同行すると、勇者だけでなく妖精さんともどもストレスが発生します。勇者・妖精さんともにストレスがゲージの半分以上（攻略本によると130以上だそうです）たまると、勇者は任務を放り出して行方不明になってしまう確率が高くなりますし、妖精さんは家出してしまったりします（確率計算されランダムで発生するようですので、一定値以上たまると必ず逃亡してしまうわけではないようですが）。勇者が行方不明になってしまったときには、妖精さんに探してもらってください（「勇者の発見」で発見できたと思いますが……）。また、妖精さんが家出してしまった場合は、放っておいても数ターンで戻ってきますが、ティタニアさまに居場所を訊いて探しに行けば早く戻ってきてくれます（家出中の特別なCGスチルも見られます）。

ちなみに勇者のストレスの主な要因は……

・相性の悪い妖精さんが同行する
・天使も妖精も同行しない一人旅をさせられる
・移動
・修行
・面会申し込みを天使に断られる

……といったことみたいです。このうち、最初に挙げた「相性の悪い妖精さんが同行する」というのが、勇者にとっての一番のストレス要因ではないかと思います。ストレスがガンガン上がりますので気をつけてあげてください。
　一方、妖精さんのストレスの主な要因は、一番は勇者と同じく、相性の悪い勇者とコンビを組まされることみたいです。そして休みなしで働きづめだと地味にじわじわ上がります。また、戦闘でダメージをくらって逃げ出したあともストレスが上がっています。
　では、勇者及び妖精さんのストレスをためないようにする、或いはストレスを解消させるには何が効果的かといいますと、

・相性のよい勇者と妖精さんを組ませてあげること
・天使が勇者に同行してあげること
・こまめに勇者を訪問してストレス解消効果のあるアイテムを渡すこと
（「ガブリエルの翼」を嫌う勇者はいないのでおすすめです）

でしょうか。なるべく勇者には相性のよい妖精さんをつけてあげるか天使が同行すると、ストレスがそんなにたまらない上に、戦闘で大怪我したり死んだりすることがなくなってレベルアップのスピードも速くなりますので効率的かと思います。ちなみに上の(2)の正義感の項目と関連しますが、正義感が高い勇者は移動行動をよく起こしますので、ストレスの溜まり方も速い場合があります。正義感の高い勇者には、できるだけ相性のよい妖精さんを優先的につけてあげるとよいかと思います。

その5. 勇者との「約束」について

　男天使プレイ時には女勇者から、女天使プレイ時には男勇者から、「地上に残ってほしい」と申し込まれるイベントが発生することがあります。このイベントは、攻略本によりますと、120ターン以上経過している状態で、天使への信頼度が180以上ある勇者に天使が同行した場合に発生するそうです（「円環の物語」では信頼度を数値確認できるそうですが、無印とWin版ではできませんので、この「180」という数値を私自身は確認できていません。ご了承ください）。天使がこの申し出を了承しますと、その勇者と恋人関係になります。また、断った場合も信頼度は下がりません。
　ただし、複数の勇者からの申し出を重ねて了承すると、一番最後に「申し出」をした勇者との約束のみが有効となり、それ以前に約束していた勇者の信頼度は大幅に下がりますのでお気をつけください。一度のプレイで複数の勇者とのエンディングを見るには、約束イベント直前のデータを保管し、そこから各キャラEDへの分岐データをつくるとよいです。
　ちなみに基本的にこのゲームは、EDを見たい勇者にこまめに会いにいったり同行してイベントを起こしたりしていれば、EDに行けるつくりになっていると思います。また見ていないイベントがあったり、「正解」ではないと思われる選択肢を選んでしまったことがあっても（これはキャラによりますが）、信頼度が足りていれば「約束」イベントが起き、EDにたどりつけます。管理人の場合、まだガイドブックが発売されていない時期に無印版の勇者全員のEDを見ていたので、おそらくガイドなしでイベントすべてを見ることは難しくても、EDまでたどりつくことはそんなに難しくないゲームなのだと思います。是非、気負いなくプレイなさってみてください。

その6. 妖精さんの能力について

　4人の妖精さんの能力のうち、「勇者発見」「敵探索」については、実質的にはさほど差がないような気がします（プレイしていて困るほど能力が低い妖精さんはいません）。あきらかに突出しているのはフロリンダの戦闘能力ですので、戦闘を楽にすすめたいと思われる方は、フロリンダを補佐に擁しているとよいと思います。
　ちなみに、ガブリエルさま曰く「戦闘で逃げやすい」というシェリーも、相性のよい勇者と組ませてあげるとがんばって戦う印象があります（私がプレイした限りでは、フィアナと組むと最終のガープ戦以外一度も逃げませんでした）。基本的に妖精さんは相性のよい勇者と組むと庇い庇われし、どんどん仲良くなるらしく、戦闘での逃亡の確率も低くなるのではないかと思っているのですが、真偽はさだかではありません（＾－＾；）。

その7. 妖精さんの選ばれ方について

　4人の妖精さんのうち、天使の補佐に来てもらえるのは2人です。この2人は、ゲーム開始直後にガブリエルさまからなされる質問への、プレイヤーの回答によって決まります。この回答では補佐妖精さんだけでなく、「天使の初期信仰心」も決まります。初期信仰心が高いほど、「勇者」からの信頼度が上がるスピードが速くなるらしいです（攻略本によると）。プレイ中にはあまりそれを実感できないような気がしましたが、初期信仰心「70（最低値）」と「99（最高値）」では、やはりさすがに違うかなという印象も……。「そんな気がする」という程度のことですが……（笑）。ですので、初期信仰心は高くて困ることはないんじゃないかと思います。

＜↓　天使の初期信仰心と、補佐妖精さんの組み合わせ一覧＞
 　「妖精1人目」というのは、天使にいろいろな報告をしてくれることが多い「メイン扱い（？）」の妖精さんです。ただし、「1人目」になろうが「2人目」になろうが、その妖精さん固有の能力は変わりません。

その8. 妖精さんと勇者の相性について

　上記「その4」の(2)ストレスの項目でもお書きしましたが、相性のよい勇者と妖精さんを組ませてあげると、勇者・妖精さんともにストレスの上がり方が緩やかになります。
　ゲーム開始時の妖精さんと勇者の相性は、下の表のとおりです（ゲーム中の妖精さんのステータス画面でも確認できます）。下の表で「5（最高。フィアナとローザのコンビのみ）」か「4」の相性のコンビだと、同行させてもストレスゼロに近いと思います。「3」だと多少たまるかな、という。「2」はこまめに気をつけてあげてください。「1」だともっと気をつけてあげてください（笑）。ただ、最初は相性がいまいちでも、組んでいるうちに仲良くなっていることもあるみたいです（ティタニアさまのところで確認した際、グリフィンとフロリンダは仲がよい、とか言われることが結構あったりします。が、それで相性が良くなっているかというと、別に変わっていないような……）。

＜妖精さんと勇者の初期相性（数字が大きいほど好相性）＞

その9. 妖精さんや勇者が、行方不明になったり死亡してしまったら

　妖精さんも勇者もストレスが一定値を超えてしまうと、仕事や任務を放棄して行方不明になります。行方不明前には、妖精さんなら「休暇のお願い」があり、勇者なら「面会の申し出」があります。それを無視すると、妖精さんの場合はしばらくしてストレスがもっとたまった時点で、勇者の場合はそんなにときを置かずに行方不明になってしまいます（＾－＾；）。

　妖精さんの場合は、放っておいても数ターン後にちゃんと帰ってきてくれますが、行方不明中に天界のティタニアさまに居場所を聞いて迎えに行ってあげると、それぞれ休暇イベントが起こりCGスチルが見られます。　　 　
　一方、勇者の場合は放っておくと戻ってきてはくれませんので、妖精さんに「勇者の発見」か「探索」（多分「勇者の発見」の方だったかと……）でみつけてもらってから会いに行く必要があります。ただし、一度行方不明にさせると信頼度が下がってしまいますので、まずは勇者を行方不明にさせないことが大事かと思います。また、ストレスが原因ではない勇者固有のイベントがらみの行方不明時には、この方法では戻ってきてくれないことがありますので、それにつきましては後述の勇者別項目をご参照ください。

　また、勇者が戦闘で死亡してしまった場合、死亡から10ターン以内に天界のレミエルさまのところへお願いに行くと、その勇者を復活させることができますが、それ以上経過していると復活は無理のようです。なお、一度死亡させた勇者の信頼度も下がってしまいますので、勇者を死亡させないことが大事かとも思います。

その10. 戦闘に臨むにあたって

　戦闘は勇者が移動中のときにもランダムで起こっていまして、その際天使が同行していれば天使がサポートすることができ、妖精さんが同行していれば妖精さんがサポートしてくれます。移動中のランダム戦闘では、天使か妖精のどちらかしか勇者をサポートすることができません。
　一方、天使が依頼した「任務」の戦闘の場合、勇者がひとりで戦うか、妖精さんのみがサポートするか、妖精さんと天使ともにサポートするか、という形態にわかれます。

(1)　妖精さんも天使も同行していない場合、勇者はひとりで戦います。
(2)　天使が同行していれば天使が、妖精さんが同行していれば妖精さんがサポートします。
(3)　妖精さんが同行していた場合、妖精さんが天使を呼びにきますので、天使がそれに応じれば、天使も戦闘のサポートに加われます（天使が応じなければ、妖精さんだけがサポートする(2)の形態になります）。

　この(3)の形態にしたい場合は、勇者が次のターンで任務の戦闘に入ると思われる時点で、天使は自分の次ターンの行動として「待機」を選んでいなくてはなりません。他の勇者に同行したり天界へ行くと、妖精さんが呼びにきてくれませんので気をつけてください。

その11. もろもろ小さなことなど

　お役に立つかどうかわからない小さなことや、今更なことをここでまとめておきます。

(1)　プレイ時にはメモをとっていると便利
　このゲームをプレイする際には、簡単でよいですのでメモをとりながらですとやりやすいかと思います。一度中断してしまうと、次に何をする予定だったかが思い出せなくなりがちです（私だけかもしれませんが……）。ターンごとに天使の行動（余力があれば妖精さんも）、そして依頼を承諾した勇者がいたらその依頼と勇者名、戦闘をクリアした勇者がいたらその戦闘と勇者名、これだけでも書いておくとプレイしやすいかと思います。

(2)　勇者の「担当地域」を決めておくと便利
　勇者は発見される地点がばらばらですが、だいたい発見された地域周辺にその勇者用の戦闘イベントが出現することが多いです。ですので、あちこち行ったり来たりさせず、ある程度「担当地域」を決めて移動してもらうと時間の無駄が少なくて済むかと思います。ただしシーヴァスのように、最初は発見地点周辺でイベントが起こっていたのに、後半になるととんでもなく遠いところでイベントが起こるようになってしまう勇者もいます（笑）。それぞれの勇者の「おすすめ担当地域」（営業さん？）につきましては、後述します勇者ごとの項目で触れたいと思います。

(3)　妖精さんの「担当勇者」を決めておくと便利
　勇者と妖精さんともにストレスが激しく上がらないようにするには、相性が少なくともそこそこ（か、それ以上）の者同士で組ませてあげるとよいかと思います。ですので、たとえばシーヴァスをスカウトした場合、天使の補佐妖精が彼と相性最低のリリィとフロリンダですと、結構厳しいかもしれません。できればローザかシェリーがいてくれた方が、楽にプレイできるかと思います。そんな感じで、「相性最低」の妖精さんがいる勇者をスカウトする予定のときには、その勇者を担当できる妖精さんに来てもらえるように最初の質問に答えるとよいかもしれません。

(4)　天使のレベルアップには、ガブリエルさま訪問が必要
　勇者と妖精さんは経験値がたまると自動的にレベルアップしますが、天使はガブリエルさまを訪問した際にしかレベルアップしませんのでご注意を。天使レベルが上がると、天使が使える魔法が増えます（レベル40で、すべての魔法が使えるようになります）。

(5)　ラツィエルさまのところのアイテムの更新には、天使のレベルアップが必要
　ラツィエルさまが扱っているアイテムは、天使のレベルが上がらないと更新されません。勇者の武器や防具に限っていえば、天使レベル20、30、40、60になったときに更新されるもようです。ちなみに一番グレードの高い武器や防具等については、無印『FAVORITE DEAR』と「円環の物語」の攻略本2冊ともに「天使レベル70以上で登場する」と記されていますが、私がプレイした限り（特にWindows版）では天使レベル60以上で登場します……。ですのでおそらく天使レベルが60になれば、一番上等の武器・防具がラツィエルさまのところに出てくると思うのですが、もしもWin版のみの仕様でしたら申し訳ないです。

(6)　天界へ行ったら、ガブリエルさまに会うより先にお買いものを
　これは手持ちAPが豊富にある場合のことですが、ガブリエルさまのところに先に行ってしまうと、上限999を超えるAPを賜り、結局全部持ち帰れない状態になることがしばしばあります。そうすると元々持っていたAPも無駄になってしまいますので、先にラツィエルさまのところで消耗品等を買っておく（買い物なのだろうか）……ということなんてここに書かなくとも、みなさん自然とそうおなりかと思います（笑）。

(7)　AP満タンで戦闘に臨みたいとき
　結構強いボスキャラに挑むとき、タイミング的に天使のAPが少なくて困る場合には、戦闘に入ってしまう勇者に同行し、戦闘に入ったと同時（勇者が無傷なうち）にわざと撤退させるか、或いは「戦闘を見ない」で放置して勇者が撤退してくれるのを狙うとよいです。そしてガブリエルさまのところでAPを受け取ったりなどしてから再度勇者に任務の依頼を受けてもらい、次ターンは勇者に妖精さんをつけ、戦闘に入るときに妖精さんの呼び出しに応えて戦闘に参加するとよいです。とにかく天使のAPが少ないときに無理に同行して戦闘に臨み、天使AP消費＋勇者撤退及び負傷というのは、レベルもまったく上がらず結局時間とAPを浪費するだけになるおそれがありますので避けた方がよいかと思います。

(8)　勇者や妖精さんのレベルを上げたいとき
　妖精さんは、レベルが上がると体力・攻撃力・防御力・すばやさが上がりますので、戦闘時の頼もしさが増します。妖精さんは「休暇」以外のどんな行動をとっても経験値がたまるようですので、妖精さんのレベルを効率的に上げるには、まずは「休暇」の頻度を下げることが一番かと思います。休暇をとらずにいられるようにするには、ストレスがたまらないようにしてあげるのが大事、ということになろうかと思います。
　勇者の場合は、戦闘や移動、修行で経験値がたまるようです。ですので特にめぼしい敵が出現していない場合でも、適当な地点への移動の依頼をするとよいです。その場合、その勇者の出身国内への移動だと承諾してくれやすいです。また、信頼度が高くなると遠方へも行ってくれやすくなりますので、まずは勇者と仲良くなることが先決かもしれません。
　ちなみに(7)のようにお書きしましたが、「翼ある者たち4」のラスエル（ナーサディアで行く場合はベルフェゴール）戦前座のドラゴン×3は、これを倒すだけで経験値が得られますので、ラスエルに挑むには不安なときでもやる価値があります。このドラゴン×3はラスエルを倒すまで延々復活しますので、レベル上げ用サンドバッグ、いえ、修行相手として利用できます。ドラゴンを倒す→ラスエル戦に入った直後に撤退、これをくりかえすととてもよい修行になりますので、手が空いている勇者や近辺にいる勇者にもこの戦闘の依頼をして、みんなでよってたかって修行場として活用すると、勇者のレベルとともに天使のレベルもバンバン上がり、しばらくはAPにも事欠かなくなります（このときにAPが大量に必要なアイテムを入手しておくのも手です）。ですので、ラスエルを簡単に倒せるレベルの勇者がいても、すぐには倒さず置いておくというのもひとつの手かと。ただし、ラスエルからダメージを喰らう前に撤退させてあげられるのは天使が同行しているときだけですので、その点は気をつけてあげてください。至極当たり前のことで申し訳ないです（笑）。

(9)　どうしても勝てない敵がいるとき
　天使のレベル、勇者のレベル、アイテムのレベルを上げさえすれば、「どうしても勝てない敵」というのはいないと思いますが、タイミング的に「このターンでこいつをどうしても倒しておきたい」という敵がいることがあります。なのに天使のAPが少なくて存分にサポートできないので勝てない……などというときには、天使が同行せず、そして戦闘も見もせずに放置すると、すんなり勝ってくれることがあります（笑）。雑魚ではない結構ハイパワーの敵相手でも、こういうことが起こります（天使がAP満タンでサポートしても勝てなかった敵相手でも起こります）。どうやらランダムで起こることらしいですが、そんなに大事なイベントがらみでない戦闘の場合には、これを活用するのもアリだと思います。
　ちなみに、最終のガープ戦ではさすがにこの手法は使えませんので（使えたらむしろ嫌だ（笑））、ガープ戦については「堕天使戦」についてのページでお書きします。

(10)　イベントが起こるはずなのに何故か起こらないとき
　基本的にイベントは、陸地でないと起こらない（起こったらおかしい）内容のものがほとんどですので、そういうイベントは移動中の船上では、いくら条件を満たした上で同行しても起こらないようです。勇者が陸にあがってから同行してみてください。イベントによっては船上でも起こるものがあるかもしれませんが……（ナーサディアの「恋の手ほどき」なんかは、船上で起こってもおかしくないと思います）。

(11)　ちなみに、戦闘での天使の行動について
　PSアーカイブス版をプレイされる方は、画面上での「取扱説明書」が読みづらく、基本的な操作方法等がおわかりになりづらい場合があるかと思いますので、戦闘についての種々のことを書き添えておきたいと思います。
　天使が勇者に同行して戦闘に入った際、PS版（無印）では×ボタンを押して出てくるコマンドメニューから天使の行動を選ぶことができます。「円環の物語」でもおそらく同じではないかと思いますが、もし違っていても何らかのボタンを戦闘中に押せばメニューが出てくるはずですので（適当ですいません）試してみてください（笑）。ちなみにWin版では右クリックです。タイミングが肝心ですので、気張って回復魔法などかけてあげてください。
　また、戦闘中に勇者が敵の魔法を受けて、「ポイズン」等のステータス異常を起こしておかしくなってしまうことがありますが、そのときは回復魔法（大回復から小回復まで何でもいいです）をかけてあげると元に戻ります。妖精さんが回復をかけてくれることもあります。逆にいうと、天使か妖精さんがついていないときには、ステータス異常を起こしてしまった勇者が正常状態に戻る方法はない（戦闘内のターンが経過すれば戻りますが、その前に敵に倒されてしまうことも）ということでもありますので、気をつけてあげてください。「スリープ」や「チャーム」にかかると特に厄介です。